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【住宅タイプ別】ベランダの雨漏りを手間なくお得に直すための依頼先と保険の活用方法

ベランダの雨漏り対処法 手間なく安く修理する方法を徹底解説!

ベランダから雨漏りしているのはわかっているのに、原因を突き止められなくてもやもやしていませんか。
「早く雨漏りを止めて被害を最小限にしたい」と考えている方も多いと思います。

そのようなときは、当記事をご覧いただければ今抱えている不安がすっきり解消されて、ベランダの雨漏りを安くスムーズに直すことができます。
なぜなら、ベランダから雨漏りする原因から修理方法、修理費用の目安からお得に修理するコツまで徹底的に解説しているからです。

今回は下記6つを解説します。

  • 雨漏りしたときの応急処置方法
  • ベランダの雨漏り原因
  • ベランダの雨漏り修理方法
  • 雨漏り修理の依頼先
  • ベランダの雨漏り修理費用
  • 雨漏り修理費用をお得にする方法

ぜひお読みいただき、ベランダの雨漏りを解決してくださいね。
雨漏りの不安のない穏やかな生活を1日でも早く取り戻すお手伝いができれば幸いです。

まずは水が垂れている真下にバケツを置いて応急処置

天井からぽたぽたと水が垂れているのに気付いたら、まずは水が垂れている真下にバケツを置いて水を受け止めましょう。
下記イラストのようにバケツの中にタオルや新聞紙を入れておくと、落ちた水が跳ね散るのを防げますよ。
大きなブルーシートがある場合は、バケツの下に敷いておくと床が濡れずより安心ですね。v

天井の雨漏りの応急処置

赤ちゃんやペットがいるご家庭では、紙おむつやペットシーツを使うのも効果的です。
紙おむつやペットシーツには高分子ポリマーとよばれる水分を吸収する素材が使われているからです。
長時間たくさんの水を吸ってくれるので、こまめに変える手間もなく便利ですよ。

漏電していないか念のためにブレーカーもチェック

落ちてくる水の応急処置ができたら、念のために漏電していないかブレーカーもチェックしてみましょう。
家の天井や壁には照明器具やコンセント用の電線が張り巡らされており、雨水が通過するときにショートして漏電が発生するおそれがあるからです。

漏電が起きているかどうかを確かめる方法は次のとおりです。
イラストも参考にしながら手順どおりに作業してみてください。

漏電ブレーカー

漏電が起きているかどうかをチェックする方法
  1. アンペアブレーカーが「入」になっていることを確認
  2. すべての安全ブレーカーのスイッチを「切」にする
  3. 漏電ブレーカーのつまみを下げて「入」にする
  4. 漏電ブレーカーのつまみをあげて「切」にする
  5. 安全ブレーカーのスイッチをひとつずつ「入」にしていく

上記手順5.の間、漏電ブレーカーのつまみが1度も下がらなければ大丈夫です。
もし1箇所でも漏電ブレーカーのつまみが下がったら、契約している電力会社に連絡して調査してもらいましょう。
ブレーカーが落ちた部屋のどこかで漏電が起きているおそれがあるからです。

ベランダの雨漏りはどこから?雨漏り箇所ごとの修理方法と費用目安

雨漏りの応急処置が済んだら、次はいよいよ修理です。
しかし、何が原因か、ベランダのどこから雨漏りしているかわからない状態では修理できないですよね。
そこでまずはベランダの雨漏りがどのような箇所から発生し、どのような原因があるのか、どのように修理するのかを確認しましょう。

下記の一覧にまとめた表をご覧ください。

雨漏り箇所 雨漏り原因 修理方法 修理費用の目安
防水層のひび割れや剥がれ 防水層の塗り直しまたは修理

(※)
表面(トップコート)の塗装のみ:7500円~

防水層から塗り直し:2万円~

外壁 外壁のひび割れ コーキング材の充填または新しく注入

(※)
充填(増し打ち):500円~

新しく注入(打ち替え):830円~

外壁塗装の塗り直し (※)
2万9千円~
壁と他部材の接続部分を埋めるコーキング材の劣化 コーキング材の充填または新しく注入 外壁のひび割れの内容を参照
手すり壁 笠木の破損、内部の腐食 破損箇所の補修もしくは交換 12,500円~
排水口 排水口と防水層との境目の劣化 防水層工事+改修用ドレンの取り付け ドレン取り付け:14,300円~(1箇所)
窓サッシ コーキングの劣化 コーキングの充填または新しく注入 外壁のひび割れの内容を参照
引き違いサッシの隙間 レールを掃除する
雨戸を閉める
防水テープを貼る
自己対処可能
ゴムパッキンの劣化 ゴムパッキンの交換 1万2千円~
  • 各費用目安は雨漏り修理業者、外壁塗装業者、リフォーム業者3社の平均です(2021年11月時点)
  • 費用は工事代金のみで、諸経費等は含みません
    (※)1平方メートルあたりで換算した費用です

なぜ上記の修理が必要なのか、それぞれの原因がどのような仕組みで雨漏りに繋がるのかを交えて解説します。

防水層の劣化で「防水効果が落ち雨水が大量に染みこむ」

防水層の劣化症状

床の防水層には床内部に雨水が染みこまないようにする役割があります。
雨水が大量に染みこむと、下の階に雨漏りしたり床材が脆くなってひび割れたりするおそれがあるからです。

しかし防水層の耐用年数とされている10~20年を超えると、ひび割れや膨れなどの劣化症状が目立ち始めます。
劣化に伴って防水効果も低下し、雨水の侵入を防げなくなって大量の雨水が内部に染みこんできます
その結果、処理できなくなった雨水が行き場を失って、外に漏れる雨漏りが起こります。
床の防水層のひび割れや膨れに気付いたら早めに補修しましょう。

コーキング材の劣化で「ひび割れから雨水が侵入する」

コーキングの劣化症状

コーキング材は部材と部材の隙間を埋めて、雨水の侵入を防ぐ役割を担っています。
おもに壁のつなぎ目や窓枠、外壁タイルの目地などに使われることが多いです。
コーキング材が劣化するとひび割れや裂けなどの隙間から雨水が侵入して雨漏りが起こります。

そのため、ひび割れてできた隙間にコーキング材を詰めて雨水が侵入できないように処置する「増し打ち」をします。
劣化が激しい場合は古いコーキング材を取り外して新しくする「打ち替え」をおこないます。

笠木の破損で「ベランダ内部に雨水が侵入する」

笠木

ベランダの手すり壁のいちばん上にかぶせてあるふたのような仕上げ材を「笠木」といいます。
笠木には壁が雨水や紫外線にさらされて腐食したり傷んだりするのを防ぐ役割があります。
笠木が劣化して剥がれたりぐらぐらしたりすると、隙間から雨水が侵入し雨漏りが起こります

笠木 劣化症状

小さなひび割れや破損ならコーキングなどの簡単な補修で済みますが、腐食が激しい場合は全体を取り換える工事が必要です。

排水口周りの劣化で「防水層の隙間から雨水が侵入する」

排水口周りの劣化症状

水の通り道であり、紫外線や雨水にもさらされているベランダの排水口周りは特に劣化しやすい場所です。
周りの防水層が劣化して剥がれてしまうと、隙間から雨水が侵入して雨漏りが起こります
他にも、排水口の金具と内部の排水管との接続部分の緩みや変形が原因になることもあります。

そこで、劣化した排水口周りの機能を復活させるために使うのが改修用ドレンです。
改修用ドレンを排水口にずぼっと差し込むことで雨水を確実に排水管に流すことができます。

改修用ドレン

また、工事の際に床面と熱でしっかり溶着するので隙間もなくせます。
改修用ドレン設置工事の様子は下記動画をご覧ください。

ゴムパッキンの劣化で「窓枠とガラスの隙間から雨水が浸入する」

ベランダに接している掃き出し窓の窓枠についているゴムパッキンが劣化すると、窓枠とガラスの間に隙間ができます。
そのままにしていると雨水が侵入して雨漏りに繋がるため、ゴムパッキンを交換して隙間をなくします。

サッシの隙間から「レールを伝って雨水が侵入する」

引き違いサッシは2枚の窓を交差して開け閉めする窓のことです。
2枚の窓の境目には交差をスムーズにするために隙間があいており、強い雨が降ると隙間から雨水が侵入します。

このときレールにゴミやほこりがたまっていると雨水があふれて下の階に雨漏りすることがあるため、特に台風や大雨の前はレールを掃除してきれいにしておきましょう。
雨戸がある場合は雨戸を閉めてしまうのが最も効果的です。
雨戸がない場合、隙間に防水テープを貼るだけでも雨水を防ぐ効果が期待できますよ。

ベランダの雨漏り修理はDIYするよりもプロに依頼するほうが確実

前章を読んで、聞きなじみのない原因や修理方法が多いと感じませんでしたか。
もしそう感じたなら、雨漏り修理はプロに依頼するべきです
十分な知識と経験のないまま不用意に自分で修理すると、かえって雨漏りを悪化させてしまうこともあります。
他にも、プロに依頼したほうがよい2つの理由があります。
それぞれ解説するのでぜひ読んでみてください。

理由1 そもそも原因を特定するのが難しい

雨漏りは原因を特定して修理しない限り何度も再発するおそれがあります。
しかし、原因は必ずしも目で見える場所にあるとは限りません。
ぱっと見は異常がなくても外壁の内側で雨漏りが進んでいたり、部材の内部で腐食が進んでいたりする場合もあるからです。
目に見えない原因を探して特定するのはプロでさえも大変な作業ですから、プロでない私たちがおこなうのはとても難しいです。

理由2.被害状況を把握するのが難しい

確実に雨漏りを修理するためにはどこまで被害が広がっているのかも正しく把握しなければなりません。
被害状況によっては、雨漏り箇所の修理だけでなく、修繕工事も必要になるからです。
例えば雨漏りで天井裏の断熱材が濡れてしまった場合、断熱機能の低下やカビなどの二次被害につながるおそれがあるため、早急な交換が必要になります。

しかし、プロでない私たちが目で見えない範囲の被害状況まで正確に把握するのはとても難しいです。
なぜなら、雨水はいろいろな経路を通って家全体に広がるからです。
雨漏りに気付いたらまずはプロに雨漏り調査を依頼しましょう。
雨漏りの原因はもちろん、どこまで雨漏りが広がっているのか、どこまで修理交換が必要なのか判断してもらえますよ。

【フローチャートで確認】住宅タイプ別ベランダの雨漏り修理の依頼先

では、雨漏り修理はどこに依頼すればよいのでしょうか。
ベランダの雨漏り修理の依頼先は住宅のタイプによって異なります。

簡単なフローチャートを作成したので、以下で確認してください。

ベランダ雨漏り フローチャート

築10年未満の新築住宅は施工会社(ハウスメーカー)に、マンションなどの集合住宅は管理者に連絡しましょう。
より詳しい連絡先は「ベランダの雨漏り修理に関するQ&A」をご覧ください。

築10年目以降は施工会社の保証を使えなくなるケースが多いため、雨漏り修理に特化した雨漏り修理業者に依頼するのがおすすめです。
雨漏り修理業者の特徴をまとめたのでご覧ください。

  • 雨漏り修理の専門知識を身に着けたプロが在籍
  • 調査から修理まですべて自社でおこなうのでとてもスピーディ
  • ピンポイントの修理や部分修理なども可能

特にピンポイント・部分修理が可能なところは、費用を抑えたい方に嬉しいポイントではないでしょうか。

さらに、費用を抑えたい方にお伝えしたいのが「火災保険」の存在です。
雨漏りが台風などの自然災害のあとに発生した場合は、修理費用に火災保険を使える可能性があります。
火災保険の概要や適用条件、申請手順は次章で詳しく解説するので引き続きご覧ください。

ベランダの雨漏り修理費用を抑えるなら「火災保険」を活用

火災保険は自然災害が原因となった災害で発生した損害を補償する保険です。
調査によって雨漏りが台風や大雨、暴風などが原因で発生したと認められれば、火災保険を利用して修理費用を抑えられる可能性があります。

適用対象になるケース、ならないケース、利用の際の注意点

火災保険を利用するためにはいくつか条件や注意点があります。
おもな条件と注意点を一覧表にまとめたのでご覧ください。

火災保険の対象になるケース
  • 台風・暴風・突風・竜巻など自然災害による雨漏り
  • ひょう災・雪災による雨漏り
火災保険の対象にならないケース
  • 経年劣化による雨漏り
利用する際の注意点
  • 申請期限は損害が出てから3年以内
  • 修理費用が自己負担額より少ない場合(契約内容を確認)

利用する際に注意したいのは「修理費用が自己負担額より少ない場合」です。
火災保険の契約内容によっては、免責金額(自己負担金額)を設定しているケースもあると思います。
その場合、上記のような被害の修理費用が、契約している自己負担額より少ないと補償対象にならないので注意しましょう。

例えば修理費用が5万円で、自己負担金額が10万円の場合は、保険金を支払わなくても自己負担金額で賄えるため補償対象になりません。
自己負担額がいくらかわからない場合は、お手元の保険証券を確認するか、保険会社に連絡して聞いてみましょう。

火災保険の申請~修理完了までの流れ

それでは、実際の申請の手順をふまえて、修理完了までの流れを見てみましょう。

火災保険の申請~修理完了までの流れ
  1. 保険会社に連絡する
    ◆伝えること
    【約者氏名・連絡先、証券番号・事故の日時や場所・事故の状況や原因・損害の程度など】
  2. 雨漏り修理業者に連絡し、修理費用の見積りを依頼する
  3. 保険会社から送られた書類に必要事項を記入する
  4. 必要書類を添付して返送する
    ◆必要な書類(保険会社によって異なるので必ず確認)
    ・修理の見積り書
    ・被害箇所の写真
    ・罹災(りさい)証明書
    など
  5. 保険会社の調査を受ける
  6. 適用可能と認められれば保険金が支払われる
  7. 雨漏り修理を依頼
  8. 修理完了(支払い)

基本的には表にある流れで申請が進んでいきます。
保険会社によって若干異なる場合もあるので、契約会社からの指示に従って申請を進めてくださいね。

雨漏り修理のプロを探すなら「雨漏り修理110番」が便利

雨漏り修理業者に依頼したほうがいいとわかっても、実際に依頼するとなると「どこに依頼したらいいの?」と悩んでしまう方も多いと思います。
そんなときは当サイト「雨漏り修理110番」にご連絡ください。

雨漏り修理110番は日本全国の雨漏り修理業者と提携!
年中無休対応なので、ご連絡いただいたらすぐにお近くの雨漏り修理業者をご紹介します。
深夜や早朝の突然の雨漏りもお気軽にご相談ください。
ご相談はお電話の他、メールでも受け付けていますので、ご都合のよい方法でお問い合わせくださいませ。

依頼から雨漏り修理完了までの流れ

では雨漏り110番に依頼してから修理が完了するまでの流れをご紹介します。
以下に一連の流れをまとめたのでご覧ください。

依頼から修理完了までの流れ
  1. 雨漏り修理業者に連絡
  2. 現地調査(雨漏り調査)
  3. お見積もりの提示
  4. 着工
  5. 工事完了後、お支払い

雨漏り調査は調査方法にもよりますが、だいたい半日~2日程度かかります。
着工から工事が終わるまでは、ベランダの場合およそ2週間~1か月程度です。
雨漏りに気付いてから修理が完了するまではおよそ1ヵ月~1ヵ月半かかるとみておきましょう。
ただし、施工範囲が広い場合や、劣化が激しく大規模な工事になる場合は2ヶ月近くかかることもあります。

実際の工事日数や必要な工事内容は、プロがしっかりと調査をおこなったうえでお伝えしますので、まずはお気軽に現地調査をご依頼ください。

ベランダの雨漏り修理に関するQ&A

ベランダの雨漏り修理に関するよくある質問と回答をまとめました。
ぜひ参考にしてください。

Q1.ベランダの防水工事にはどんな種類がありますか?

ベランダの防水工事によく採用されるのはFRP防水、ウレタン防水、シート防水です。
雨漏りの状況やベランダの構造などによって適した工法が変わるため、まずは現場を拝見し、調査をしたうえで最適な工法を提案いたします。
工法ごとの特徴は以下をご覧ください。

防水工事の種類と特徴

【FRP防水】5,300円~(1平方メートル)
ベランダの床の上にFRP(繊維強化プラスチック)シートを敷き、その上に樹脂を塗って硬化させます。
FRP防水層は軽量なため、重さに弱い築年数が経ったベランダにもおすすめです。
防水性の高さはもちろん耐荷重・耐摩擦性にも優れているため、ガーデニングの鉢植えなどを置くことが多い方にも向いています。

【ウレタン防水】4,200円~(1平方メートル)
ベランダの床に液体にしたウレタン樹脂を塗ります。
塗料を使うため、段差や凸凹のある複雑な形状にも対応可能です。
また、塗料を塗り広げることで仕上がりに継ぎ目がなくきれいに仕上がります。

【シート防水】3,820円~(1平方メートル)
ベランダの床に塩化ビニールやゴム製のシートを敷き、機械で固定します。
工事ではシートをそのまま上からかぶせるため、以前にシート防水以外の防水工事をおこなっている場合でも施工可能です。
また、いちどに広範囲を施工するのに適しています。

※掲載価格は防水工事をおこなう業者5社の平均価格です(2021年11月時点)

Q2. 防水工事にはどのくらいの時間がかかりますか?

FRP防水なら1~2日程度、シート防水なら2~4日程度、ウレタン防水なら4~5日程度です。
事前の調査や準備などを含めると、だいたい2日~1週間程度で完了します。
ただし施工面積や当日の天気などで変動するため、あくまでも目安とお考えください。

Q3.ベランダの防水工事に足場は必要ですか?

ベランダの場合、必ず足場が必要なわけではありません。
ただし足場を組まない場合、資材や撤去物の搬入のためにご自宅の中を通らせていただくことになるため、養生費用などが別途かかる場合があります。

屋内を通らない施工をご希望の場合や、外からしか搬入できない長い資材を使う場合などは足場が必要になります。
別途足場代がかかる際は、お見積りの際にご案内いたしますのでご安心ください。
費用の目安は「足場組み立てにかかる費用目安」でご紹介しています。

Q4.マンションに住んでいます。雨漏りしているのですがどこに連絡したらよいですか?

賃貸住宅にお住まいの方は大家さんや管理会社に連絡しましょう。
分譲マンションにお住まいの方は、まずお住まいのマンションの管理組合に連絡してください。
多くの場合、管理組合から業務を委託している管理会社に連絡がいき、連絡を受けた管理会社が調査・修理をおこないます。

Q5.マンションに住んでいます。見た感じ自分で雨漏りを直せそうなのですが、勝手に修理してはいけないのでしょうか。

マンションなどの集合住宅では、雨漏りの発生箇所や原因によっては修理費用を負担しなくてよいケースもあります。
それなのに自己判断で修理した結果、雨漏りが悪化したり部品が壊れたりして、修理費用を請求されることも。
自分が損しないためにも、雨漏りに気付いたらまずは管理者に連絡しましょう。

Q6.建てたばかりの家が雨漏りしました。どこに連絡したらよいですか?

築10年未満の戸建て住宅の場合は、住宅の施工会社に連絡しましょう。
「住宅瑕疵担保責任保険」の対象となり、修理にかかる自己負担がゼロになるからです。

「住宅瑕疵担保責任保険」は住宅事業者が加入している保険です。
住宅購入後に雨漏りを含めた瑕疵が見つかった場合は、この保険から保険金が支払われるため、住宅購入者が修理費用を負担しなくて済みます。
背景には「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で定められている瑕疵担保責任(新築住宅の引き渡しから10年以内の雨漏りは施工会社が責任を負う旨)があります。

ただし、保険を利用するためには雨漏りを発見した日から1年以内に施工会社に通知しなければならない点に注意しましょう。

Q7.修理に住宅瑕疵担保責任保険を使えると聞きました。自分で申請するのですか?

いいえ、その必要はありません。
住宅瑕疵担保責任保険は申請から保険金の受取まですべて住宅事業者側がおこないます。
申請の流れは以下のとおりです。

住宅瑕疵担保責任保険の申請~修理完了までの流れ
  1. 住宅の建設業者、宅建業者(販売元の不動産業者)に連絡する
  2. 業者が保険法人に保険請求をおこなう
  3. 保険法人から保険が支払われる

【申請の図式】

【申請の図式】

引用:国土交通省 住宅瑕疵担保制度ポータルサイト

まとめ

雨漏りはきちんと調査してから修理しないとかえって悪化するおそれがあります。
なぜなら、雨漏りの原因が複数あったり、目で見えないところに原因が潜んでいたりするかもしれないからです。
雨漏り修理業者なら調査から修理までトータルに対応可能、状況に合った修理方法を提案してくれます。
「どこがよいのかわからない」「いろいろな業者を比較検討したい」方はぜひ雨漏り修理110番にご連絡ください。
きちんと雨漏りを直して早く穏やかな暮らしを取り戻しましょう。

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