「雨漏りの原因特定には雨漏り調査が必要!」といわれても、雨漏り調査のことを詳しく知っている方は少ないでしょう。
雨漏り調査は、雨漏りの原因を特定するために必要な調査です。
雨漏りは私たちが考えるよりも複雑で、ときには複数の原因が絡んでいることもあります。
すべての原因を特定して修理しないと、雨漏りを完全に直すことができません。
だからこそ、雨漏り調査が必要なのです。
とはいえ、
「雨漏り調査は具体的に何を調べるの?」
「雨漏り調査はどのようにやるの?」
「費用はどれくらいかかるの?」
などの疑問や不安を抱えている方も多いと思います。
そこで当記事は、初めて調査を依頼する方のために、調査の基本的な内容を網羅しました。
具体的には次のとおりです。
- 雨漏り調査でわかること
- 雨漏り調査の流れ
- 調査方法ごとの作業内容、所要時間、費用相場
- 雨漏り調査全体の費用相場
この他に、調査を依頼する業者の選び方や、雨漏り調査に関するよくある質問と回答も解説!
当記事を読んでいただければ、雨漏り調査の内容を具体的にイメージできて、不安や迷いなく依頼できるようになります。
雨漏りしているときは1日でも早い原因特定と対処が重要です。
ぜひ当記事をお役立ていただき、迅速な修理につなげてください。
目次
雨漏り調査では3つのことがわかる
まずは、雨漏り調査でわかることをあらためて確認しましょう。
雨漏り調査では、次の3つのことがわかります。
➁最適な修理方法
➂修理費用
では、それぞれをより詳しく解説していきます。
①雨水の侵入原因と雨漏り箇所までの経路
雨漏り調査でまず調べるのは、雨水が家の中に侵入している原因です。
雨水の侵入原因は、ひび割れ、すき間などの破損、排水口の詰まりなどが考えられます。
今回は「屋根」「窓やサッシ」「外壁」「ベランダ」で雨水の侵入原因になりやすい不具合をまとめました。
詳しくは下記をご覧ください。
※この他にも原因はさまざまあります。下記イラストは例としてご覧ください。
雨水の侵入原因がわかったら、そこから侵入した雨水が雨漏り箇所に到達するまでの経路を調べます。
雨水の侵入原因がある場所と雨漏り箇所が離れていたり、原因が複数あったりするケースもあるからです。
例えば天井から雨漏りしている場合、次のような経路が考えられます。
屋根の瓦が経年劣化でひび割れる
↓
ひび割れた部分から天井裏に雨水が侵入する
↓
雨水が天井裏の骨組みを伝って断熱材に染みこむ
↓
雨水を吸収しきれなくなった断熱材からぽたぽたと天井に雨漏りする
プロは侵入原因から仮説を立てて、可能性を1つずつ探っていきます。
➁最適な修理方法
雨水の侵入経路と原因を特定できると、その場所に必要な修理内容もわかります。
屋根からの雨漏りを例に考えてみましょう。
例えば瓦などの屋根材がずれているだけなら、ずれを調節するだけで直ります。
しかし、屋根材に穴があいている場合は、壊れた屋根材を交換しなければなりません。
このように必要な修理内容は状況によって変わります。
今回は場所別によくおこなわれる修理内容をまとめたので、例として下記をご覧ください。
雨漏りの場所 | よくおこなわれる修理内容 |
屋根からの雨漏り | ・部分補修 ⎿屋根材のずれやひび割れなどの補修 ・屋根材の交換(※) ⎿カバー工法 ⎿葺き替え工法 ・板金類の交換 ・雨どいの掃除や補修 |
窓やサッシからの雨漏り | ・部分補修 ⎿パッキンの補修や交換 ・サッシの交換 ・コーキング修理 ⎿窓周りのコーキングの打ち直し ⎿ひび割れの補修 |
外壁からの雨漏り | ・部分補修 ⎿配管のすき間のパテ修理 ・コーキング修理 ・外壁の再塗装 |
ベランダからの雨漏り | ・コーキング修理 ⎿笠木や手すりのすき間の補修 ・床の防水処理 ・排水口の補修 |
※カバー工法は古い屋根材の上に新しい屋根材を被せる修理方法です。
費用を安く済ませられますが、屋根材の重さに制限が出てしまうなどの注意点もあります。
対して葺き替え工法は古い屋根材をすべて取り外して新しいものに交換する方法です。
屋根がぴかぴかになって美しくなりますが、カバー工法と比べるととてもお金がかかります。
➂修理費用
必要な修理方法がわかると、おおよその修理費用もわかります。
雨漏り修理の費用は、全体を直すか不具合がある部分だけを直すかで大きく変わります。
例えば屋根修理の場合、部分補修なら数万円で済みますが、屋根材をすべて交換すると100万円を超えるケースも……。
以下に各場所の雨漏り修理費用の目安をまとめたのでご覧ください。
(修理費用の参考にしたサイトは記事の最後にまとめました。)
現地に来てすぐに見積り書を提示してくる業者は、きちんとした調査をしていないおそれがあるので十分注意しましょう。
不安や疑問を感じたら他の業者にも調査を依頼して意見を聞いてみるのがおすすめです。
屋根の修理費用の目安
屋根修理は、窓や外壁と比べるとお金がかかります。
ただ、先ほど解説したように、屋根材の部分補修など簡単な修理であれば数万円で済むケースも多いです。
修理内容 | 修理費用の目安 | |
部分補修 | 瓦やスレートのひび割れやずれの補修、漆喰の塗り直しなど | 約5万円~ |
屋根材の交換 | カバー工法 | 約60万円~ |
葺き替え工法 | 約100万円~ | |
板金類の交換 | 棟板金や谷どいの交換など | 約3万円~ |
雨どいの補修 | 部分補修など | 約10万円~ |
窓やサッシの修理費用の目安
窓やサッシの修理は比較的安く済むことが多いです。
ただ外壁修理や下地修理まで必要になると、数十万円を超えることもあります。
修理内容 | 修理費用の目安 | |
部分補修 | パッキンの補修・交換など | 約1万円~ |
交換 | サッシの交換 | 約5万円~ |
コーキング修理 | ひび割れ修理など | 約3万円~ |
外壁の修理費用の目安
外壁修理も他の場所と同様に、部分的な補修であれば数万円で済みます。
しかし、再塗装など大がかりな修理は高額になりやすいので注意しましょう。
修理内容 | 修理費用の目安 | |
部分補修 | パテ修理など | 約1万円~ |
コーキング修理 | ひび割れ修理など | 約5万円~ |
塗装 | 外壁の再塗装 | 約50万円~ |
ベランダの修理費用の目安
ベランダの床の塗装がはげていたり、ひび割れていたりする場合に防水処理が必要になることが多いです。
防水処理は表面だけか下地からかで大きく費用が異なるので、しっかり調査してもらいましょう。
修理内容 | 修理費用の目安 | |
コーキング修理 | ひび割れやすき間の補修など | 約3万円~ |
防水処理 | 表面だけの処理 | 約4万円~ |
防水層(下地)も含む処理 | 約7万円~ | |
排水口修理 | 改修用ドレンの設置(※) | 約1万5千円~ |
※改修用ドレンは、排水口の中に差し込んで雨水が排水管に流れるようにする装置です。
工事ではコーキング材などを使ってすき間なく密着させます。
例えば、排水口の周りの防水層が激しく劣化して、雨水がすき間から侵入して周りに浸み出ている場合、今ある排水口に改修用ドレンを差し込むことで改善できます。
雨漏り調査の依頼から完了までの流れ
では、雨漏り調査を依頼してから調査完了までの流れを見てみましょう。
業者によって若干異なる部分はありますが、一般的には次のような流れで進みます。
雨漏り調査は依頼者への報告までなので、その後は改めて修理を依頼することになります。
一般的には調査から修理まで同じ業者にお任せする方が多いでしょう。
同じ業者に一貫して作業してもらうほうが安心できますし、再度業者を探して依頼する手間もないからです。
ただ住宅のメーカー保証などが使える場合は他社に依頼するのも選択肢のひとつです。
調査~結果報告までの流れ
調査開始から結果報告までの流れをピックアップして見てみましょう。
調査は依頼者の希望や雨漏りの状況に合わせた方法でおこなわれます。
調査方法には「目視調査」「散水調査」「発光液調査」「赤外線サーモグラフィー調査」の4つがあります。
目視調査と散水調査はどの業者もおこないます。
発光液調査は雨漏り箇所が複数あるとき、赤外線調査は外壁から雨漏りしているときによく用いられます。
調査方法の詳しい内容は後述するので、ここでは名称だけ把握していただければと思います。
そして調査が完了すると、調査内容から原因の特定がおこなわれ、報告書にまとめて依頼者に報告という形になります。
一連の流れを図にまとめたので下記をご覧ください。
4つの雨漏り調査方法の内容・時間・費用を比較
雨漏り調査の概要を解説したところで、次は具体的な調査方法を見ていきましょう。
先ほど簡単に触れましたが、調査方法は「目視調査」「散水調査」「発光液調査」「赤外線サーモグラフィー調査」の4つあります。
まずは所要時間、費用の目安とともにまとめた表をご覧ください。
調査方法 | 所要時間の目安 | 費用の目安 |
目視調査 | 1ヵ所あたり約30分~1時間 | 0円~ |
散水調査 | 約半日~1日 | 約5万円~ |
発光液調査 | 約半日~2日 | 約11万2千円~ |
赤外線サーモグラフィー調査 | 1ヵ所あたり約1~3時間 | 約16万5千円~ |
ではそれぞれの調査方法を詳しく解説していきます。
目視調査
目視調査は、雨漏りが疑われる部分を目で見て雨水の侵入経路を探す方法です。
屋根の上や天井裏、部材のつなぎ目などをくまなく確認し、雨水が侵入した痕跡がないか調べます。
シンプルな調査ですが、道具を使わないぶん調査員の経験や技術、知識の有無が精度に大きく影響します。
そのため、十分な経験や技術力をもった業者に依頼することが大切です。
ただ実際は、目視調査だけを単体でおこなう業者は少なく、ほとんどは後述する調査方法とセットで実施されることが多いです。
- 所要時間の目安:1ヵ所あたり約30分~1時間
- 費用の目安:0円~
近年はドローンを使った調査も増加
近年は調査員の安全確保の観点から、遠隔で操作できるドローンが使われることが増えてきました。
例えば、人が登るのが危険な急こう配の屋根の調査などに使われています。
また、次のような観点から、費用と時間を削減できるメリットもあります。
- 足場を組まなくていい(設置時間と足場代を削減できる)
- 高所作業にならない(作業にかかる人件費を安く抑えられる)
ただ、ドローン調査は近年普及し始めたばかりで、まだまだ対応できるところが少ないのが現状です。
また、ドローンでは屋根材の劣化具合や釘やビスの緩みなどの細かい部分の確認が難しいです。
そのため、細かい部分は目視、全体像はドローンと使い分けながら調査が進むことが多いようです。
それぞれの長所を活かすことで、より効率的な調査ができるように進化しているのですね。
- 所要時間の目安:約15~30分
- 費用の目安:約3万円~
ドローンを使った屋根点検の様子はこちらの動画をご覧ください。
散水調査
散水調査は、雨水の侵入が疑われる場所に水をかけて、わざと雨漏りを再現して雨水の侵入経路を特定する方法です。
水をかける作業は、さまざまな雨漏りの状況を想定して、水量や向き、時間、強さなどを変えながら繰り返しおこなわれます。
状況によっては作業に丸1日かかることもあるので、時間に余裕をもっておくと安心です。
- 所要時間の目安:約半日~1日
- 費用の目安:約5万円~
雨漏りを再現できても、漏れの原因や経路を正確に特定するのはプロの知識や経験がなければ難しいからです。
たとえ再現であっても、雨漏りが発生していることに変わりはありません。
やみくもに散水し続けると雨漏りが悪化して被害が拡大するおそれがあるので、自分で散水調査をするのはおすすめしません。
散水調査の様子はこちらの動画をご覧ください。
発光液調査
発光液調査は、雨漏りが疑われる部分に紫外線(ブラックライト)をあてると光る特殊な塗料を散布して、光った部分をたどって視覚的に雨水の侵入経路を探る方法です。
発光液は無色透明で紫外線をあてたときだけ光るので、調査後に色が残ったり壁紙が変色したりする心配はありません。
複数の色を使えばそれぞれの経路を特定することもできます。
業者のなかには7~10色ほどの発光液を用意しているところもあるので、複数箇所で雨漏りしているときはそのような業者に依頼するのがよいでしょう。
- 所要時間の目安:約半日~2日
- 費用の目安:約11万2千円~
発光液調査の様子はこちらの動画をご覧ください。
赤外線サーモグラフィー調査
赤外線サーモグラフィー調査は、温度を色分けして表示できる高感度赤外線カメラを使い、温度差を利用して雨水の侵入経路を特定する方法です。
まずカメラを使い、雨漏りが疑われる箇所とその周辺の温度を計測します。
雨漏りしている箇所は雨水が蒸発するときに周りの熱を奪うため温度が低く、カメラでは青色で表示されます。
一方で雨漏りしていない箇所は赤や黄色、緑色に表示されます。
このような色による温度分布を参考に、雨水の侵入経路を特定します。
上記の説明からもわかるとおり、この調査は雨漏り箇所の表面温度が下がっていて、周囲と温度差がある状態でないと正しい計測ができません。
そのためには、雨漏り箇所が濡れている必要があります。
もし晴れが続いていて乾燥しているときは、散水調査からスタートします。
ただ、表面温度が下がるまで大量の水をかけ続けるので、どうしても時間がかかります。
約2~3時間かかるとみて、時間に余裕をもっておきましょう。
- 所要時間の目安:1ヵ所あたり約1~3時間
- 費用の目安:約16万5千円~
サーモグラフィー調査の様子はこちらの動画をご覧ください。
1回の調査費用の総額は20万円前後
雨漏り調査の費用の総額は以下の計算式で算出されます。
報告書の作成費用と足場代の目安は次のとおりです。
- 報告書の作成費用:約2万円~
- 足場代:1平方メートルあたり約600円~
これらを加算すると、1回の調査でかかる費用の総額は20万円前後になります。
以下に調査にかかるすべての費用をまとめたのでご覧ください。
項目 | 費用の目安 | |
雨漏り調査 | 目視調査 | 0円~ |
散水調査 | 約5万円~ | |
発光液調査 | 約11万2千円~ | |
赤外線サーモグラフィー調査 | 約16万5千円~ | |
調査報告書の作成 | 約2万円~ | |
足場の設置 | 1平方メートルあたり約600円~ | |
その他出張費など | 業者の価格設定による |
上記のなかで変動が大きいのは調査代と足場代です。
つまり、2つを抑えることができれば調査費用を安く済ませられます。
では、調査代と足場代が安くなるケースを見てみましょう。
調査費用が安くなる2つのケース
調査代と足場代が安くなる=調査費用が安くなるケースは次の2つです。
ケース➁足場が必要ない
それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。
ケース①すぐに原因を特定できた
目視調査から散水調査までで原因を特定できた場合は、調査費用を大幅に抑えられます。
ただ、先ほども解説したように、目視調査は他の調査方法とセットで実施しているところが多いです。
調査方法の組み合わせ方や、実施している調査方法は業者ごとに異なります。
依頼前にホームページに掲載されている調査メニューや料金設定をしっかり確認しておきましょう。
例えば「目視、散水、サーモグラフィー調査を一緒におこないます」という場合、ひとつずつにお金がかかるのか、セット料金なのかでかかる費用が大きく変わります。
安く抑えたいなら、セットでいくらという業者を選びましょう。
ケース➁足場が必要ない
例えば平屋建ての住宅など屋根であっても高さがあまりなく、足場を組まなくてもはしごや脚立で調査ができる場合、足場代はかかりません。
ただし、足場が必要かどうかは業者が現地を確認したうえで判断します。
まずは現場を見てもらって判断を仰ぎましょう。
足場の設置費用や費用を抑えるポイントは「屋根修理の足場費用の目安」でも解説しているので読んでみてください。
お金がかかっても調査を受けたほうがいい2つの理由
ここまで読んで「調査だけで20万円もかかるの……?」と思った方も多いでしょう。
たしかに、プロの雨漏り調査はそれなりにお金がかかります。
それでも当記事では、きちんとした調査を受けることをおすすめします。
きちんと調査せずにとりあえず修理だけ済ませると、雨漏りが完全に直らないおそれがあるからです。
水が漏れているのは1ヵ所でも、原因は複数あることもあります。
その場合、いずれ同じ場所から雨漏りが再発することになります。
もしも雨漏りが完全に直っていなかった場合、次のようなリスクがあります。
- 修理費用がかさむ
- 家の資産価値が下がる
では、2つを詳しく解説していきましょう。
修理費用が高くなる
根本的な原因をすべて取り除かなければ、発生している雨漏りを放置することになります。
雨漏りは自然に直るものではないので、放置するほど悪化します。
症状が悪化するほど修理費用もかさみ、気付いたときは驚くような金額になっているおそれも……。
例として、天井からの雨漏りを放置するとどのような症状が出て、修理費用がどれくらい高くなるかまとめました。
【屋根から雨水が侵入し、天井から雨漏りしているケース】
雨漏り発生からの日数 | 症状 | 修理内容 | 修理費用の目安 |
0日 | 天井から水がぽたぽたと落ちる | 屋根の補修 | 約5万円~ |
約4~5日 ※湿度80%の環境でカビが目に見える状態になるまでの目安 |
天井や周りの壁紙にカビが生え始める | 屋根の補修とクロスの張り替え | クロスの張り替え:1平方メートルあたり約1,500円~ |
約1~2年 | 天井板が腐食し始める | 屋根の補修、クロス張り替え、天井板の張り替え | 天井板の張り替え:約5万円~ |
このように、雨漏りが進行するほど必要な修理が増えていき、修理費用がかさむことがわかります。
例えば、カビや腐食が進んでいる面積を10平方メートル(畳6枚分くらい)として考えてみましょう。
あくまでも目安ですが、天井板まで張り替える場合は約12万円かかります。
本来5万円くらいで済んだと考えると、とても痛い出費ですよね……。
もちろん範囲が広くなればもっとお金がかかります。
だからこそ、雨漏りに気付いたらできるだけ早く調査を依頼し、被害が小さいうちに修理しましょう。
家の資産価値が下がる
目に見えない場所で雨漏りが進行していれば、家の資産価値(売却価格)が下がることもあります。
特に、シロアリやカビなどの二次被害を受けて建物の内外が劣化している家は、大きく資産価値が下がってしまいます。
被害の痕跡や修理跡がある家は「物理的瑕疵」、つまり物理的な欠陥や不具合のある物件に分類されてしまうからです。
このように雨漏りを放置する代償はとても大きいので、「まだ雨漏りが小さいから大丈夫」と過信せずに、早めに調査を受けましょう。
信頼できる雨漏り調査業者の特徴
では、雨漏り調査はどのような業者に依頼すればよいのでしょうか。
信頼できる雨漏り調査業者には次のような特徴があります。
「きちんとした業者を見分けるポイントを知りたい」という方はぜひ参考にしてください。
精度の高い雨漏り調査をするためには、雨漏りの状況はもちろん、家の構造や築年数などの情報も必要だからです。
ただ、状況によってはもっとかかることもあるので、目安くらいで考えておきましょう。
雨漏りは意外と複雑で、さまざまな原因が絡んでいたり、雨漏りしている場所から離れたところに原因があったりするケースもあるからです。
基本的に、調査時間は早ければよいわけではないと理解しておきましょう。
このとき、依頼者を大切にする優良業者であれば、内容までわかりやすく、丁寧に説明してくれるでしょう。
そのようなとき、どこに何が書いてあるかがわかりやすい見積りだと、とても親切ですよね。
特に雨漏りは状況によって費用が大きく変動するので、何にいくらかかるのかが明確だと、私たちも安心して依頼できます。
そのようなときに、定期点検などのアフターフォローがあると心強いですよね。
また、雨漏りは自然によるものなので、再び大雨や強い台風が来れば再発するおそれがあります。
この場合も保証があれば、一定期間内なら修理費用を補償してくれる可能性があり、安心です。
依頼前に信頼できる業者か見分けるコツ
実際に依頼する前でも、ホームページを見ればその業者が信頼できるところか判断できます。
次のポイントを確認してみましょう。
「ここに依頼してよかった」という声がたくさんあれば、信頼されている業者とわかりますね。
また次のような項目からも業者の雰囲気やサービス力がわかるので、ぜひ読んでみてください。
・その会社を選んだ理由
・営業の人や職人の対応
・依頼前に不安だったこと
・どのように不安が解消されたか
・特に良かったこと
具体的には会社の住所や社歴、代表者やスタッフの写真などです。
ただ、スタッフの顔写真はプライバシー保護のために載せていないところもあるので、最低限、会社の情報と代表者の写真、経歴などが載っているか確認しましょう。
これらの情報がまったくない業者は、何か隠したいことがあったり、素性がばれると都合が悪いことがあったりするかもしれないので、避けたほうがよいです。
実績が豊富な業者であれば、それだけの技術と経験をもっているということなので信頼できます。
こんな業者は要注意!
世の中には悪徳業者とよばれる利益優先の業者が存在するのも事実です。
そのような業者に引っかからないために、注意すべき業者の特徴を知っておきましょう。
最近は「放置するとこうなる」といった動画まで準備して不安をあおる業者もいるようです。
少しでも不安や不信感を感じたら、その場では契約せずに家族などの第三者に相談しましょう。
あとでお互いに、聞いた聞いてないでトラブルになるのを避けるためです。
そのため「どの部分の何を調べるのか」「どのように調べるのか」「時間はどれくらいかかるのか」などの説明なく、いきなり作業に入る業者は要注意です。
また説明があったとしても、専門用語ばかり使ったり、態度が悪かったりする業者は注意しましょう。
このような業者にも注意してください。
修理まで完了して支払いをするときに、最終的な見積りを見て「こんなにお金がかかるなんて知らなかった」となり、トラブルになるおそれがあるからです。
悪徳業者の被害に遭ったときの対処法
悪徳業者の手口は年々巧妙化しています。
そのため、気を付けていても被害に遭ってしまうことがあるかもしれません。
もし自分や家族が被害に遭ってしまったら、次の対処法をとりましょう。
【1】クーリングオフを申請する
クーリングオフは、訪問販売などによる契約を撤回、解除できる制度です。
悪徳業者による訪問販売で無理やり工事を契約させられた場合は、書面を受け取った日(契約日)から8日以内に申請すれば契約を解除できます。
また、前金を支払い済みの場合は全額返済になり、すでに着工している場合は支払いが免除されます。
申請方法は、はがきに「契約解除通知書」という名目と必要事項を書いて相手先に送るだけです。
詳しい書き方や注意点は「クーリングオフとは(国民生活センター)」をご覧ください。
【2】消費者生活センターに相談する
「クーリングオフの期間を過ぎてしまった」「相手がクーリングオフに応じてくれない」などのトラブルは、消費者生活センターに問い合わせてみましょう。
在籍している専門の相談員がアドバイスをしてくれます。
【3】警察や弁護士に相談する
「すでに高額な費用を払ってしまった」などの金銭的な被害や、「クーリングオフを申請したら損害賠償を請求すると脅された」など身の危険を感じたときは、警察や弁護士に相談することも考えてみましょう。
相談には勇気がいるかもしれませんが、ひとつでも多く情報があれば「このような事例があった」と注意勧告を出すことができますし、場合によっては証拠が集まって処分をくだせるかもしれません。
結果的に、今後同じような被害を減らすことにもつながります。
業者探しは雨漏り修理110番!選ばれる4つのポイント
ここまで業者探しのポイントをご紹介しました。
でも、実際に業者を探すとなると、初めての方は情報もなく大変ですよね。
そのようなときはぜひ当サイト「雨漏り修理110番」をご利用ください。
雨漏り修理110番は、日本全国にある雨漏り調査・修理業者をご紹介するサービスをおこなっています。
当サイトの加盟店がたくさんのお客様に選ばれているポイントは4つあります。
➁わかりやすい報告書を作成します
➂年中無休受付・全国対応しています
④万が一に備えて保険に加入しています
上記のポイントを徹底することで多くのお客様に選んでいただき、雨漏り修理でご利用シェアNo.1(※)を獲得しました。
では4つのポイントを具体的に解説していきます。
※実査委託先:楽天リサーチ(2016年度調査)
①調査前にしっかりヒアリングします
雨漏り修理110番加盟店は調査前のヒアリングをとても大切にしています。
雨漏りの状況やご自宅の情報を詳しく聞き取ることで、無駄のない徹底的な調査が可能になり、原因に早くたどり着くことができるからです。
ヒアリングでは以下のような内容をお聞きします。
・雨漏りしている場所はどこか
・現在どのような症状があるか
・家の築年数
・家の構造(木造、鉄骨造りなど)
・屋根材の種類
など
お客様と一緒に現状把握をおこない、情報を共有することで、不安なく安心して任せていただけるように務めています。
ご不明点はひとつひとつ丁寧にご説明しますので、お気軽にお尋ねください。
➁わかりやすい報告書を作成します
施工完了後、加盟店スタッフからお客様に雨漏り調査の結果をまとめた報告書をお渡しします。
報告書には以下のような内容が記載されています。
- 雨水の侵入経路
- 雨漏りの原因
- 必要な修理内容
- 修理費用の目安
など
この報告書についても、雨漏り修理110番加盟店はお客様が読みやすいものを作成するように心がけています。
具体的には、わかりやすい言葉や図、写真などを用いて、ひと目で理解していただける報告書を作成します。
実際にご依頼いただいたお客様からも「わかりやすかった」との感想をいただきました。
以下でお客様からいただいたご意見、ご感想の一部をご紹介します。
●オペレータの対応はどうでしたか?
●オペレーターへのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)の対応はどうでしたか?
●現地スタッフ(施工スタッフ)へのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)からの施工方法やお見積り内容の説明は分かりやすかったですか?
●最後に、印象に残ったことがございましたら、ご記入下さい。
●オペレータの対応はどうでしたか?
●オペレーターへのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)の対応はどうでしたか?
●現地スタッフ(施工スタッフ)へのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)からの施工方法やお見積り内容の説明は分かりやすかったですか?
●最後に、印象に残ったことがございましたら、ご記入下さい。
●オペレータの対応はどうでしたか?
●オペレーターへのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)の対応はどうでしたか?
●現地スタッフ(施工スタッフ)へのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)からの施工方法やお見積り内容の説明は分かりやすかったですか?
●最後に、印象に残ったことがございましたら、ご記入下さい。
➂年中無休・全国対応しています
雨漏り修理110番は、24時間年中無休でコールセンターが稼働しており、ご相談を承っています。
対応していない業者が多い深夜や早朝などの時間帯も、雨漏り修理110番ならすぐにご相談いただけます。
また、北海道から沖縄まで全国に加盟店があるので、地域を問わずにご利用いただけます。
ご相談から施工までスピーディに進むのも、多くのお客様から選ばれるポイントのひとつです。
実際にお客様からいただいたご意見、ご感想の一部をご紹介します。
●オペレータの対応はどうでしたか?
●オペレーターへのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)の対応はどうでしたか?
●現地スタッフ(施工スタッフ)へのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)からの施工方法やお見積り内容の説明は分かりやすかったですか?
●最後に、印象に残ったことがございましたら、ご記入下さい。
●オペレータの対応はどうでしたか?
●オペレーターへのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)の対応はどうでしたか?
●現地スタッフ(施工スタッフ)へのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)からの施工方法やお見積り内容の説明は分かりやすかったですか?
●最後に、印象に残ったことがございましたら、ご記入下さい。
●オペレータの対応はどうでしたか?
●オペレーターへのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)の対応はどうでしたか?
●現地スタッフ(施工スタッフ)へのご意見、ご指摘がございましたらご記入ください。
●現地スタッフ(施工スタッフ)からの施工方法やお見積り内容の説明は分かりやすかったですか?
●最後に、印象に残ったことがございましたら、ご記入下さい。
④万が一に備えて保険に加入しています
雨漏り修理110番は、万が一のトラブルに備えて請負業者賠償責任保険に加入しています。
これは工事中に誤って他人にケガをさせたり、ものを壊してしまったりした際に発生する損害を補償する保険です。
万が一のことがあってもお客様にご負担をかけないように備えておりますので、安心してご依頼ください。
雨漏り調査に関するよくある質問【Q&A】
最後に雨漏り調査に関するよくある質問と回答をまとめます。
まだ解決できていない疑問がある方はぜひ参考にしてください。
Q1.火災保険は使えますか?
雨漏り調査だけでは火災保険を使えません。
火災保険は自然災害による損害を補償する保険だからです。
保険を使うためには保険会社に雨漏りが自然災害によるものだと証明してもらう必要があります。
調査では使えませんが、雨漏り修理なら火災保険を使える場合があります。
詳しくは「火災保険の適用条件」をご覧ください。
Q2.雨漏り調査の前にやっておくことはありますか?
雨漏り箇所の写真や動画を撮っておくと、業者が雨漏り状況を判断するのに役立ちます。
さらに「いつ、どのようなときに気付いて、現在どのような症状があるか」をメモにまとめておくと、業者に説明するときに役立ちますよ。
Q3.大雨のあと天井にカビが発生。水は垂れていませんが雨漏り調査を依頼するべきですか?
早めに調査を依頼して原因を特定してもらうことをおすすめします。
天井にカビが生えるおもな原因は湿気です。
そして湿気が発生する原因のなかには雨漏りもあります。
Q3.大雨のあと天井にカビが発生。水は垂れていませんが雨漏り調査を依頼するべきですか?
早めに調査を依頼して原因を特定してもらうことをおすすめします。
天井にカビが生えるおもな原因は湿気です。
そして湿気が発生する原因のなかには雨漏りもあります。
雨漏りは自然に直らないので、もし雨漏りしていた場合どんどんカビの被害が広まってしまいます。
家だけでなくご自身の健康を守るためにもぜひ雨漏り調査を受けましょう。
・ホームプロ
・リショップナビ
・みんなの雨漏り修理屋さん
・イエコマ
・レスキューラボ
・リフォらん
・PROTIMES
・ファインドプロ
・防水マイスター
・雨漏り匠ナビ
・ユーコーナビ
⎿「外壁の修理をお考えの方へ|費用相場とお得に工事する3つの秘訣!」
⎿「雨漏り修理|部位別の費用相場と損しないための7つのポイント」
・ヌリカエ
⎿「屋根の修理費用はいくら?工事別の相場価格を徹底解説」
⎿「雨漏りの修理費用は?原因別の工事金額や応急措置方法も解説」
・kamisei
⎿「雨漏りが窓枠で起こって大変!原因や応急処置の方法をプロが解説!」
⎿「瓦屋根の雨漏り修理の費用相場は?屋根屋が写真でわかりやすく解説!」
(最終閲覧日:2022年7月8日)