スレート屋根が雨漏りをする原因は、おもに「経年劣化」です。直接的な原因は「スレート屋根の浮き」や「スレート屋根のひび割れ」などさまざまありますが、どの原因も根本的には経年劣化が関係しています。
そのため、スレート屋根の雨漏りを抑えたいのであれば表面的な補修だけをするのではなく、業者にしっかりと原因を特定してもらったうえで、適切な対処をしてもらうようにしましょう。弊社にご連絡いただければ、スレート屋根の雨漏り修理が可能な業者をご紹介いたします。
スレート屋根が雨漏りをする原因
スレート屋根から雨漏りが発生するのには、さまざまな原因が存在しています。雨漏りの原因によって対処法なども異なってくるため、しっかりと理解しておくことが大切です。この項目では、スレート屋根から雨漏りが発生するおもな原因について、いくつかご紹介します。
スレート屋根の経年劣化
スレート屋根は経年劣化によって、表面の塗装が剥がれていきます。塗装が剥がれたスレート屋根は、雨水を吸い込んで膨張し、「ひび割れ」や「浮き」を引き起こしてしまいます。このひび割れや浮きが起こると、隙間から雨水が屋根の内部へ侵入して雨漏りの原因となってしまうのです。
コーキングの経年劣化
屋根のつなぎ目部分には、コーキングと呼ばれる隙間を埋めるための建材が設置されています。このコーキングが経年劣化によってひび割れを起こすと、ひび割れの隙間から雨水が侵入して雨漏りの原因となってしまうのです。
釘のズレやサビ
スレート屋根を固定している釘にズレやサビがあると、釘穴から雨水が流れ込んでしまいます。スレート屋根の釘は下地を貫通して固定しているため、釘穴から侵入した雨水が下地へと到達して、雨漏りの原因となってしまうのです。
棟板金や谷部の破損
屋根の頂上部分に設置されている棟板金は、天候の影響を受けやすく破損しやすい部位です。そのため、棟板金の破損部分から雨水が侵入して、雨漏りが起きてしまうことがあります。
また、屋根の面と面の境目にある谷部は雨水が集中して流れる部位となっています。そのため、雨水によるサビから谷部が破損して雨漏りの原因となってしまうこともあるのです。
スレート屋根の雨漏り修理方法
スレート屋根の雨漏り修理には「塗装」「葺き替え」「カバー工法」の3つ方法が存在しています。それぞれの修理方法で特徴が異なるため、しっかりと理解しておくことが大切です。この項目では、それぞれの修理方法についてご紹介します。
塗装
スレート屋根には劣化を防ぐための塗装が施されていますが、この塗装を新たに施して耐水性を高めるという修理方法です。スレート屋根は普通に使用しているだけでも経年劣化によって塗装が剥がれていくため、定期的に再塗装をおこなうことが大切です。
再塗装をおこなうことで、小さいひび割れ程度であれば塗料によって補修することができるため、大きな劣化が見られない場合におすすめの修理方法です。
葺き替え
葺き替えは、屋根材と防水シート自体を新しく交換するという修理方法です。屋根の劣化が激しい場合は塗装だけでは雨漏りを抑えることができないため、屋根材と防水シート自体を新しいものに交換する必要があります。屋根材と防水シート自体を新しく設置するため、耐久年数も長く根本から雨漏りの原因を解消することができます。
カバー工法
カバー工法は、すでに使用している屋根の上から、新たな屋根を重ねるという修理方法です。葺き替え工事と違って既存の屋根を撤去する必要がないため、作業の手間が少なくなります。また、屋根が二重になるため、耐熱性や耐音性を高めつつ雨漏りを抑えることが可能です。
スレート屋根の雨漏り修理費用
スレート屋根の雨漏り修理にかかる費用は、修理方法によって異なります。ここからは、「塗装」「葺き替え」「カバー工法」それぞれの修理費用の相場について見ていきましょう。
各修理方法の費用相場
業者にスレート屋根の雨漏り修理を依頼したときにかかる費用相場は、以下のとおりです。
- 塗装:15万円~80万円程度
- 葺き替え:80万円~350万円程度
- カバー工法:60万円~150万円程度
基本的に屋根の交換をおこなわない塗装がもっとも安価で、すでに使用している屋根の撤去から新しい屋根の設置をおこなう葺き替えが高額になりがちです。また、これらの費用は施行範囲や材料費などによって変動するため、より詳細な費用を知りたいという場合、業者に見積りを取って確認するようにしましょう。
相見積りで費用を比較しよう!
スレート屋根の雨漏り修理をおこなうときは、複数の業者から相見積りを取って、費用を比較しておくことが大切です。相見積りで費用を比較することで、自分の希望に合った業者を見つけやすくすることができます。また、相見積りを取るときは、現地調査が無料である業者を選ぶことで、余分な費用をかけずに済ませることが可能です。
弊社にご連絡いただければ、現地調査による見積りが無料である業者をご紹介いたします。「休日しか予定が空けられない」「アフターフォローが充実している業者がいい」などのご要望にもお応えいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。