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波板の切り方と失敗しないコツ!取り付ける際のポイントも解説

波板の切り方と失敗しないコツ!取り付ける際のポイントも解説

最近では“DIY”という言葉が広く浸透しており、自分で波板を使用してベランダに屋根を設置する人が増えています。
自分で施工することは、好みの工事ができる、コストが波板などの材料費だけで済むというメリットがあります。

しかし、一般の方が作業をおこなった場合、プロと同様に美しく短時間で仕上げるのは相当難しいです。
自力で作業を始める前に、DIYの注意点やデメリットも確認しておきましょう。

今回は波板の種類別の特徴や、設置のときにあらかじめ確認しておくべき点をいくつか紹介しています。
これから波板をどこかに設置しようと検討している人は、一度確認しておきましょう。

波板の種類、その素材はベランダや屋根に合ってる?

波板にも種類があり、屋根の場所などで適しているものに違いがあります。
波板の素材は大きく分けて「塩ビ波板」「ガラスネット」「ポリカーボネート」「ラートタン波板」「ガルバリウム波板」5種類に分類されます。
それぞれの特徴を把握して、より適した素材を使用しましょう。

塩ビ波板

大きな特徴は、大きなはさみであれば加工が可能という点です。
手軽に加工が可能なので、自分で波板を使った屋根を設置した人にはオススメの素材です。
反対にあまり耐久性のない素材なので、雪が降る地域や、長く使用した場合にはほかの素材を利用した方がよいでしょう。

ガラスネット

塩ビ波板にガラスの繊維で補強を施した素材で、“強化された塩ビ波板”といわれています。
塩ビ波板よりも耐久性と寿命が長い(5年程)のが特徴です。

ポリカーボネート

この素材は、紫外線を通しません。値段はガラスネットとほとんど差はありませんが、寿命は10年以上と、倍になります。
太陽に当ててはいけない面があるので、設置の際はきちんと確認する必要があります。

カラートタン波板

耐久性が強いので、電動のこぎりで加工をします。
波板といえばこのカラートタン波板を指すことが多いようです。寿命は15~20年ですが、サビやすい素材なので潮風の当たる場所には適していません。
それ以外の場所であれば、屋根やベランダにも使用されます。

ガルバリウム波板

5種類の波板の中でもっとも耐久性が高く、値段も高価です。
寿命も15~20年と長いので、住宅の屋根や外壁にも使用されます。

波板をスパッと切断できる切り方

それぞれの大まかな特徴を把握したら、次は加工の仕方について確認しましょう。それぞれ適切な方法で加工をしないと、波板の破損にもつながります。使用する工具にも違いがあるので、確認したうえで工具を揃えるようにしましょう。

塩ビ、ポリカーボネート、ガラスネット波板の切り方は?

塩ビ波板の耐久性はあまり高くないので、大きなはさみでも加工が可能です。ガラスネットやポリカーボネートははさみでの加工は難しいので、のこぎりを使用しましょう。

ポリカーボネート波板の切り方には少し注意が必要です。ポリカーボネートには表面と裏面があり、片面にその注意書きが書かれています。注意書きがある部分を誤って切り落とすと、裏と表がわからなくなり、裏表を逆にして設置してしまうおそれがあるからです。

後から混乱するのを防ぐため、注意書きのある部分を切り落とさないようにしましょう。

ガルバリウム波板やカラートタンの切り方は?

カラートタン波板とガルバリウム波板は耐久性が高いので、加工の際には電動のこぎりを使用する必要があります。頻繁に電動のこぎりを使用する予定がある人はこの機会に購入を検討するのもよいかもしれませんが、そうでない場合は無駄な出費にもなりかねなません。電動のこぎりを必要としない加工の簡単な波板を選ぶか、業者に依頼をしましょう。

電動のこぎりの扱いに不慣れな人も同じです。日頃から日曜大工などをおこなっていない人は、DIYは想像以上に難しい場合が多いうえ、器具の扱いが難しい場合もあります。安全に素早く作業をおこないたいなら、業者に頼ったほうが賢いと言えます。

失敗しない波板の貼り方

貼り方も種類によって適切な方法が異なります。波板の切り方の特徴を抑えたら、次は張り方に関しても確認しましょう。ご家庭によっては、あらかじめ準備が必要な工具や材料もあるので、波板を用意するときにホームセンターなどで一緒に購入しておきましょう。

【準備するもの】

まずは以下のものを用意する必要があります。自分の手元にあるかどうか確認をして、購入するべきものがあれば用意しておきましょう。

締結金具

波板を固定するときに使用します。色や形状など種類があるので、設置する場所や波板の色などを考慮して選びましょう。

波板を切断するための工具

先ほど波板の切り方で紹介したように、素材に合わせた工具を用意する必要があります。塩ビ波板であれば大きめのはさみ、ガラスネット波板やポリカーボネート波板はのこぎり、カラートタン波板とガルバリウム波板は電動のこぎりを用意しましょう。

メジャー

波板を設置したい場所により適したサイズに切るためには、必須の道具です。設置したい場所によっては家庭用のメジャーでも問題ありませんが、波板を大きく切断する必要があれば、より長い距離を測れるメジャーを用意しましょう。

電気ドリル

波板に下穴を開けるために使います。塩ビ波板の場合はキリなどでも代用が可能ですが、作業の効率化に配慮をするなら用意しておきましょう。

【波板の屋根への貼り付け手順】

必要な工具を揃えたら、次は加工と屋根への貼り付け作業に入ります。あらかじめ作業手順の流れを頭に入れておくと、スムーズな施工が可能になります。

波板の切断

メジャーで設置場所を測って、波板を適したサイズに切断しましょう。ポリカーボネート波板は表裏があります。あらかじめ印をつけるか、表裏の記載がある部分を切り落とさないように注意しましょう。

位置決め

波板を2枚以上使用するときは、波板の波がきちんとかみ合うように設置をする必要があります。かみ合うように設置をしないと、雨漏りなどの原因になるので、適切に位置を決めておきましょう。うまく設置するためには、波板の切り方にも注意してください。

固定

締結金具を使って固定します。設置する場所や波板の種類によって適した締結金具を使用しましょう。波板の種類によっては、締結金具の締めすぎで変形してしまう素材もあります。締結金具の種類によっては、締めすぎ防止のストッパーがついているものがあるので、うまく活用しましょう。

【よくある失敗】

波板の設置に関しては、失敗の原因は決まっていることが多いようです。失敗しやすい要因などを把握し、適切に設置しましょう。

雨漏り

設置後に雨漏りが生じる場合は、いくつかの原因が考えられます。まずは波板の切り方に問題があることを考えましょう。切断をするときに適した工具を使用していないと、波板にヒビが入るおそれがあるからです。

位置決めのときに、波板をかみ合わせていない場合も雨漏りが発生します。かみ合わせるときは、2.5山以上重ねましょう。シーリング剤などで隙間を埋めることも、雨漏り対策には効果的です。

締結金具の空回り

締結金具にビスを使用した時に、どれだけビスを回しても締まらない“空回り”という現象が起きることがあります。解決策としては、使用しているビスより太いビスに変える、ほかの箇所に穴を開けて止め直すなどが挙げられます。

ほかの箇所に穴を開ける場合は、使用しない穴をシーリング剤で埋めておきましょう。この作業を忘れることでも雨漏りは発生するので、しっかりとおこなってください。

シーリング剤の選択ミス

穴を埋めるときや、波板を重ねるときにシーリング剤を使います。シーリング剤にも種類があり、波板の種類に合わせて使用する必要があります。

それぞれ波板の種類によって推奨されているシーリング剤を選びましょう。適していないシーリング剤を使ってしまうと、ひび割れや変色などの劣化が早く進んでしまいます。

波板を使った屋根修理で心がけたいこと

ベランダや屋根の劣化が気になるから、加工が簡単な波板で屋根の修理をしたい」と波板を使った屋根修理をおこなう人もいるかと思います。このときは通常の波板を使った日曜大工よりも、注意しなくてはいけない点がいくつか増えます。

コストや手間暇を惜しまず厳重な作業を!

屋根材の劣化が目立っているから屋根の張り替えをおこなうという方も多いでしょうが、この場合劣化しているのは屋根材だけとは限りません。波板を固定する柱の部分が木材であれば、腐食しているおそれがあります。

木材が腐食していると、波板を固定するときのビスがきちんと留まりません。コストはかかってしまいますが、柱などの木材も必要であれば取り換えましょう。

また、コストを気にするあまり、適切でない波板を設置することもおすすめできません。商品によっては「○○への使用にオススメ」と表記しているものもあります。安さを優先しておすすめされていない種類の材質の波板を設置するのではなく、しっかりと相性の情報を参考にしましょう。

危険な施工になっていませんか?

波板を使って屋根を設置する場所によっては、自分で施工することに大きな危険が伴います。たとえば2階のバルコニーに波板を設置する場合、2階以上の高さまで上って作業をすることになります。もちろん、場合よっては、それ以上の高さになることもあり、危険度はどんどん増していきます。

高所での作業中に落下すると、ときには命を落とすような大きなケガにも繋がります。費用はかかってしまいますが、プロに依頼することを検討しましょう。

また、プロに依頼をすることで施工の不備などによる雨漏りなども防げます。バルコニーへ波板の屋根を設置しても雨風が侵入してしまうと、居住スペースにまで浸水の被害が及んでしまいます。

波板を設置したバルコニーで洗濯物を干す人も多いですが、そのメリットは雨の日でも干すことが可能ということです。施工が不十分で雨が侵入したら、意味がありません。

工事の完成度や自分に及ぶケガのリスクをきちんと踏まえて、プロに依頼をするのか自分で施工をするのかを決めましょう。

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