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サッシからの雨漏りは何が原因?自分でできる応急処置をご紹介!

自分でできる応急処置方法 優良な業者を選ぶポイントも紹介

家の中ではじめて雨漏りが発生した場合、まず何をするべきかわからない人は多いのではないでしょうか?
雨水が浸入しているときは、被害を最小限にするため応急処置したうえで、プロの業者に修理依頼するのがおすすめです。なぜなら専門的や知識や技術がない素人では、雨漏り修理がむずかしく間違った方法では再発するおそれがあるからです。

本記事では、

  • 雨漏り時の応急処置方法
  • サッシから雨漏りする原因
  • サッシの雨漏り修理方法
  • サッシの雨漏り修理費用

をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
サッシの雨漏りを確実に直して、安心して毎日を過ごせるようにしましょう。

今すぐ雨漏りを止めるための3つの応急処置

サッシ付近から雨漏りが発生しているのを見つけた場合は、まず雨水の浸入を食い止めることが優先です。

しかし、雨漏り修理の業者に依頼しても、すぐに対応してもらえるとは限りません。特に、8~10月の台風の多い季節は雨漏りが発生しやすく、業者に依頼しても予約でいっぱいになっているケースが多いです。

雨漏りが再発したときや業者に対応してもらうまでの間、被害を最小限におさえるためにも自分でできる応急処置を知っておきましょう。

雨水を吸い取る

サッシの雨漏りを応急処置するには、タオルや雑巾などで雨水を吸い取るといいでしょう。雨漏りの量によっては定期的に交換が必要になります。
浸入してくる雨水の量が多い場合は、市販の吸水シートを活用するのもおすすめです。製品によっては10リットルの水を10分前後ですばやく吸収でき、乾燥させて再利用できるものもあります。

防水テープを貼る

雨漏り箇所がわかっている場合は、防水テープを貼るのがおすすめです。タオルや雑巾のように交換が不要で、雨漏り箇所から侵入する雨水を最小限におさえることができます。
防水テープであれば、業者の修理時にはがすことができるので工事の邪魔にもなりません。

ブルーシートをかぶせる

雨漏りの浸入口がわからない場合は、1枚で広範囲をカバーできるブルーシートがおすすめです。サッシ付近の外壁や屋根にかぶせるのが効果的ですが、風に飛ばされないようにしっかり固定しておく必要があります。
ただし、高所での作業は危険のため、安全が確保できる環境でおこなえない場合は避けましょう。

本格的な修理をプロに任せるべき理由

ご紹介した応急処置は、あくまで一時的に雨漏りを防ぐための方法です。防水テープを貼って室内への雨漏りが止まったからといって安心してはいけません。
雨漏りしている箇所をふさいで一時的に止められたとしても、原因となっている場所をふさがない限り被害はおさまらないのです。

なかには、雨漏りくらいなら自分で修理できそうだと思われる方もいるでしょう。たしかに、自分で雨漏り修理ができれば、余計な費用や手間がかかりません。
しかし、知識がないまま自分で直すと、雨漏りの再発や被害がより深刻化する可能性もあるので避けるべきです。
雨漏り修理は、自分でおこなうよりもプロに任せたほうが安全で確実です。以下で、その理由を解説します。

雨漏りの原因特定はむずかしい

見つけた雨漏りの箇所が、必ずしも雨水の浸入口とは限りません。たとえ雨漏りしている1箇所をふさいでも、雨水の浸入口がある限りほかの通り道を通って別の場所に被害が広がっている可能性があります。
サッシ周りの雨漏りには、以下のようにさまざまな原因があります。

雨漏り発生箇所 雨漏り原因
外壁 ひび割れ
防水処理の不備
配管設備 配管と外壁のすき間を埋めるコーキングの劣化
窓枠 ガラスと窓枠のすき間を埋めるコーキングの劣化
引き違いサッシの境目 構造上できる戸の境目にあるすき間

また、雨漏りの原因は、必ずしも目で見えるわけではありません。外壁のひび割れやコーキングの劣化は確認できても、雨水の通り道が内壁の奥にある場合は素人では状況を調べるのが困難です。
実際に、雨漏りの原因がサッシだと思い込んでいたが、業者に調査をしてもらうと屋根が浸入口だった事例もあります。

雨漏りに対する専門的な知識をもったプロに任せれば、徹底的に原因を特定して適切な対処をしてくれます。プロがおこなう雨漏り調査では専用の器材を使い、外壁や内壁を壊すことなく雨漏りの被害規模や侵入口が判別できる方法もあります。調査方法によって料金が変わるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

【原因別】サッシの雨漏りの修理方法と費用目安

プロの業者に雨漏り修理を依頼するときは、施工の方法で費用が変わることも知っておくべきです。費用の目安がわかれば、雨漏り修理の依頼先を決めるときに判断材料のひとつにできます。
また、雨水の浸入口が同じでも作業工程が異なれば、工期の長さも変わってきます。工事期間を把握しておけば、自分の予定も立てやすくなるはずです。

※以下に記載してある金額は、雨漏り修理業者10社から平均値を算出したものです。

劣化したコーキングの修理

費用目安: 5~10万円(※)
サッシと外壁のすき間の劣化したコーキングを除去して、新しいコーキングを埋め込みます。コーキングの修理だけなら数時間から半日ほどで施工は完了します。窓枠の補修が必要な場合は、20万円以上の費用がかかることもあります。

外壁のひび割れ修理

費用目安:5~200万円(※)
外壁のわずかなひび割れを埋めるためのセメントやコーキングの注入のみで5万円前後で修理が可能です。ただし、赤外線調査や散水調査で内壁に雨漏りが広がっていることが分かった場合は、防水シートや断熱材の交換が必要になる場合もあります。

外壁塗装の塗り替えると、100~200万円の費用がかかり工期も2週間前後と長期間になります。また、2階以上の高層階は、足場の作成や高所作業車の料金が別途かかることもあるので費用が高くなる傾向にあります。

引き違いサッシの修理

費用目安:5~100万円(※)
引き違いサッシが雨漏りの原因になっている場合は、左右の戸を入れ替えると解消されるケースがあります。戸の入れ替えだけなら安い費用で済ませられます。

サッシ枠のみであれば5万円前後で交換可能です。窓全体の交換工事をする場合は、30~40万円前後の工事費用がかかることがあります。また、既存のサッシに新しくサッシを設置するカバー工法では100万円ほどの費用がかかります。

エアコンの配管設備の修理

費用目安:5~50万円(※)
エアコンの配管や水道管を家の中につなぐときには、一般的に外壁に穴を開けて通します。雨水が浸入しないようにパテやコーキングで埋めますが、施工不良によって内壁に雨水が浸入する場合もあります。
パテやコーキングの埋め直しだけなら5万円前後の費用で済むこともありますが、雨水の浸入状況によっては断熱材の交換が必要です。

防水処理の修理

費用目安:5~50万円(※)
一般的にサッシを取り付ける前に防水シートなどで止水処理してありますが、施工不備や劣化している場合は修理が必要です。被害状況によっては壁をはがす工程があるため、壁のひび割れ修理と同じように費用が高くなるケースもあります。

被害の進行状況によって費用は変動する

雨漏り修理は、直す場所や修理方法だけでなく、被害の進行状況によっても費用は大きく変わってきます。外壁のひび割れから雨水が浸入した場合は、浸入口だけでなく雨水によって傷んだ部分の補修や交換が必要になるからです。

さらに、雨水の浸入が広がるほど補修や交換が必要な範囲も増えるので、費用もその分高くなってしまいます。外壁から雨水が浸入して、どこが傷むかは構造を知るとよくわかります。

壁の構造

基本的に外壁は、サイディングボードやモルタルといった外壁材をはじめ、防水透湿シートや断熱材などが何層にも重なった構造になっています。本来であれば、外壁のひび割れで雨水が浸入しても防水シートによって止められます。

しかし、施工不備などで雨水が浸入すると、断熱材が吸収してカビや腐敗が発生することがあるのです。もし室内で雨漏りしている場合は、壁の部材が被害を受けている可能性が高いため、できるだけ早く修理することが大切なのです。

サッシの修理費用を抑える3つの方法

方法1.瑕疵担保責任を追及する
方法2.火災保険を利用する
方法3.補助金や助成金を利用する

雨漏り修理にかかる費用は、コーキング補修のみであれば5万円前後で修理できることもあります。しかし、雨漏りの進行状況によっては外壁塗装の塗り替えやサイディングの張り替えが必要になり、100万円以上の費用がかかることもあります。
ただし、一定の条件が合えば、費用をかけずに修理できる場合や自己負担を軽減できるケースもあります。

方法1.瑕疵担保責任を追及する

住宅品質確保法では、新築住宅の引き渡しから10年以内であれば、家を建てた施工業者に雨漏り修理にかかる費用請求ができます。ただし、10年保証というわけではなく雨漏りの発生を知って1年以内に施工業者に通知しなくてはいけません。

施工業者に通知しないまま1年を過ぎてしまうと、瑕疵担保責任を追及できなくなるので注意しましょう。例外として、施工業者の過失などが理由の場合は、1年以上が経過しても瑕疵責任の追及が可能です。

参考:住宅の品質確保の促進等に関する法律(国土交通省)

方法2.火災保険を利用する

台風や落雷など自然災害が雨漏りの原因の場合は、火災保険で補償を受けられるケースがあります。ただし、条件によっては適用外になるので注意が必要です。適用条件や補償金額は保険によって異なるので、加入している保険の契約内容を確認してみましょう。

火災保険を利用するときの注意点
  • 3年以内に申請が必要
  • 損害額が低い場合は保険料が受け取れない
  • 経年劣化や施工不備は適用外

参考:保険法(衆議院 ホームページ)

方法3.補助金や助成金を利用する

雨漏り修理だけで助成金や補助金が出る制度はありません。しかし、耐震化や温暖化防止のエコリフォームなどを組み合わせることで、自己負担をおさえて雨漏り修理できる場合があります。

また、ごく一部の自治体では、工事内容にかかわらずリフォームに対して補助金給付を実施している地域の自治体制度もあります。ただし、給付金額や給付条件、申請できる期間などは制度によって異なります。
お住まいの地域に条件に合った制度があるかもしれないので、自治体のホームページなどを確認してみましょう。

優良な雨漏り修理業者を選ぶための3つのポイント

ポイント1.現地調査をしたうえで見積り依頼をする
ポイント2.これまでの実績や口コミなどを確認する
ポイント3.施工保証などのアフターフォローが充実しているか確認する

信頼できる業者を選ぶためには、依頼する判断基準となる3つのポイントを知っておくべきです。価格が安いからといって安易に依頼してしまうと、ずさんな工事をされてすぐに雨漏りが再発してしまうケースもあるからです。

雨漏り修理は専門的な技術を使って施工をおこなうことも多く、業者にすべて任せることになります。業者選びで失敗しないためにも、3つのポイントをおさえておきましょう。

現地調査をしたうえで見積り依頼をする

雨漏り修理は、被害状況によって作業工程やかかる費用が異なります。修理する前には、現地調査をしてもらったうえで必ず見積りを依頼しましょう。雨漏りは原因を特定して修理する必要があるので、現地調査をせず料金だけ提示してくるような業者は避けるべきです。
また、雨漏り修理の場合は、調査報告書の作成に費用が発生するケースがあります。見積りを出してもらったら、料金が明瞭か内訳も確認しておきましょう。

ほかにも、追加料金の有無や材料費などを確認していなかったために、結果的に費用が高くついてしまうケースもあるので注意しなくてはいけません。不明な点があるときは必ず施工前に業者と相談したうえで、納得してから作業を依頼しましょう。

これまでの実績や口コミなどを確認する

雨漏り修理は業者によって料金体系や作業内容が異なるため、依頼する前に情報も集めておきましょう。業者にホームページがあれば、これまでの実績や資格の保有有無やなどが見られることがあります。
また、実際にサービスを利用した人の口コミや評価を判断材料にするのもよいでしょう。

施工保証などのアフターフォローが充実しているか確認する

施工に保証のある業者であれば、保証期間内に雨漏りが再発しても無償で施工してもらえます。保証のない業者では、適当に施工されて雨漏りが再発しても、また業者を探す手間がかかり再度工事費を支払うことになるので注意しなくてはいけません。
アフターフォローのある業者なら、信頼できる施工技術をもっているといえます。

サッシの雨漏りを放置することによる4つの二次災害

  • カビやシミが発生しやすくなる
  • シロアリ被害を受けやすくなる
  • 家の資産価値が下がる
  • 修理費用が高くなる

サッシの雨漏りは、放置しておいても直ることはありません。さまざまな二次被害が起きるリスクも高くなり、修理しない限り悪化していくばかりです。

特に、目に見えない壁の奥に雨水が浸入していると、気付く頃には深刻な被害になっているケースも多くあります。もし雨漏りしている場所を見つけたら、できるだけ早めに業者に依頼をしましょう。

カビやシミが発生しやすくなる

サッシからの雨漏りが室内に浸入してくると、壁や床にシミができるだけでなくカビも発生しやすくなります。カビが繁殖すれば、異臭だけでなく人体にも悪影響を及ぼし、肺炎やぜん息などのアレルギー症状を引き起こすおそれもあります。

シロアリ被害を受けやすくなる

雨漏りして建材の湿度が高くなると、腐食しやすいうえシロアリ被害も受けやすくなります。シロアリは木材だけでなく、鉄筋やコンクリートも侵食するので油断はできません。

シロアリ被害を受けたところに雨水が浸入すれば、さらに腐食や錆びが広がります。基礎部分を侵食されれば耐震性が低くなり、最悪の場合は地震や台風によって家が倒壊する可能性もあります。

家の資産価値が下がる

いくら駅チカで立地条件のよい住宅であっても、雨漏りを放置してカビやシロアリの被害を受けてしまうと、資産価値は一気に下がってしまいます。もし将来的に物件の売却を検討している場合は、売却トラブルを避けるためにも、適切なメンテナンスをして価値を維持するのが大切です。

修理費用が高くなる

雨漏りは放置すればするほど被害は拡大していき、直す箇所が増えれば修理費用も高くなります。家の基礎部分にまで被害が広がると大がかりな耐震工事が必要になり、長い工期がかかることにもかりかねません。雨漏りが発生したときは、被害の大小にかかわらずできるだけ早く確実に直すことが大切です。

業者選びに迷ったら雨漏り修理110番にお任せ!

たくさんある雨漏り修理業者のなかから、依頼先をひとつに絞るのがむずかしいと感じたら、ぜひ雨漏り修理110番にご連絡ください。

雨漏り修理110番では、お客様のご希望に合わせて条件の合う雨漏り修理業者を数多くご紹介しています。日本全国にある提携業者のなかから、お住まいの地域に近い雨漏り修理のプロがお客様のもとに駆け付けます。

早朝や深夜など時間帯にかかわらず24時間365日受け付けが可能ですので、もし雨漏りしたときは、無料の相談窓口より雨漏り修理110番までお問い合わせください。

また、家の資産価値を守るためには、定期的に点検してメンテナンスすることが大切です。基本的に雨漏り修理110番では、調査見積りを無料で実施しているので、お気軽にご相談ください。